PPAL(ポジティブ心理学応用研究会)の「『ハーバードの人生を変える授業』から見えてきた、幸せに関する誤解」というセミナーに参加してきました。
お題の通り、幸せに対する誤解について話し合い、自らが幸せになるきっかけをつかむのが趣旨です。
講師は、タル・ベン・シャハーさんの『ハーバードの人生を変える授業』(原題:Even Hppier)を翻訳した成瀬まゆみさん。
写真を一緒にとってもらいました。
非常にチャーミングな方でした。
この本は、ポジティブ心理学を実生活のなかで活用して、より幸せになる(Even Happier)方法が書かれています。
かなりのおすすめ本です。
ちなみに、洋書との比較です。
成瀬さんにサインいただいてしまいました。
懇親会でひと通りお話したあとに私に頂いたメッセージは「Genuin(本物)」です。
ものすごく嬉しかったです。感謝!
さて、セミナーの説明を軽くさせてもらいます。
最初はタル・ベン・シャハーさんのビデオを用いて、幸せになるために必要なことを解説。
タル・ベン・シャハーさんの考え方は知っているので、なるほどふむふむと。
(この辺は、また別の機会に書きます)
その後、幸せに関する誤解を各自紙に書きとめる。
例えば、こんな感じです。
・お金持ちは幸せ
・友達が多ければ幸せ
・忙しくなければ幸せ
次に、それをグループで共有します。
同じグループの方には、「お金がなくても幸せ」というのは誤解、という意見もありました。
たしかにそのとおりで、実はお金が無いと幸せに感じにくいですが、お金がたくさんあっても幸せになれるとは限らないという調査結果が出ています。
グループで共有したあとは、クラス全体で発表をして、参加者がどのようなテーマに興味があるかをリストアップします。
そして、リストアップしたものから、参加者がディスカッションしたいテーマを決めるのです。
ここで選ばれたテーマをいくつか紹介しますね。
・他人を支援して幸せにすることができるか
・人と比較して幸せになれない
・そもそも幸せとは
テーマを決めると、参加者を希望するテーマ別に再度グループ分けして、そのグループで話し合います。
私は、「人と比較して幸せになれない」というのを選びました。
その後は、グループで話しあってその結果を発表するという形です。
せっかくなんで、私の気づきをみなさんに共有します。
「比較のプラス効果」です。
他人を見てうらやましがり、嫉妬し、自分には無いとなげき悲しむと、不幸せですよね。
でも、他人を見てあの人すごいと考えたら、その人から学び取ることができる物があるということです。
その人の良いところを、ちょっとでも得られるように努力することもできます。
ということは、今まで見えていなかった良い側面をその人がいることで気付かされたということです。
素晴らしい人を見たら、その人から学び取ることができる、しかも良い面を気付かせてくれたことにも感謝できるのです。
一石二鳥ですよね。
素晴らしいアイデアでした!
ただ、これを続けるのが難しんだよねーということで、最後に実生活の中での練習も必要だという結論になりました。
このワークショップは、まだまだ洗練させることができるとは感じましたが、シナリオ自体はよく出来ていますし、学びも得られるものでした。
みなさんも是非、成瀬さんのワークショップ受けてみてください。