Strengths and Weaknesses : ppival (https://www.flickr.com/photos/ppival/3178187369/)

「強み測定テスト」で自分の強みを知ってみよう


自分の子供が通信簿を持ってきて、そこに国語が5で数学が2だったら、みなさんなんてアドバイスしますか?

国語はいいけど、数学をもっと勉強して、弱みを克服しようとアドバイスするのではないでしょうか。

人には強みと弱みの両方があります。
一般的には、弱みを克服する方に、どうしても目が行ってしまいがちです。

もちろん、弱みには一定限度克服する必要があるものもあるでしょう。
しかし、強みを伸ばしたほうが、その人の生産性を引き出すには、その人の幸福度を上げるには良いというのが、ポジティブ心理学の研究結果であり、主張です。

ポジティブ心理学において、強みのテストでは3つの方法が有名です。

 

VIA・強みに関する調査票 (VIA-IS)

ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマンさんの研究です。
24の徳性(特性ではなく徳性)に基づいて判断します。
名前やEメールアドレスを登録することで、テストに参加して見ることが可能です。
事前登録することで、ペンシルバニア大学のサイトの真ん中、上あたりの「VIA・強みに関する調査票 (VIA-IS)」というリンクからテストできます。

 

ストレングスファインダー(Strength Finder)

勝間和代さんが一時期強力に押していたこともあり、日本で強みのテストと言ったらストレングスファインダーという潮流ができてきました。
記事「なぜ、弱点を克服するよりも「強み」を伸ばした方がよいのか

また、この強みテストは、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という本を買うことで実施できることが特徴で、その売り出し方も注目を受けました。
本の表紙裏にそれぞれ個別のIDが記載されており、そのIDを使えばストレングスファインダーのサイトで簡単にテストができるという手軽さで広まりました。

テストの解説は、サイトにも掲載されていますし、活用の仕方や自分が持っている強み以外の詳細などの情報は本に記載してあります。
日本語には訳されていませんが、StrengthsFinder 2.0: By the New York Times Bestselling Author of Wellbeingという本が出版されており、バージョンも上がっているようです。

 

Realise2

最も新しい強みテストとして注目されているのがRealise2です。

海外では、ユニリーバ、製薬会社のグラクソ・スミスクライン、トムソン・ロイター等、有名企業での実績があるそうです。
日本では、ポジティブ・イノベーション・センターが中心に、日本化を進め、2011年に完成したもの。

テストの所要時間は15分から25分程度で、一回3,500円かかるそうです。
特徴としては、「活用している強み」「もっと生かせる強み」「習得した特性」「弱み」に分けて、結果が表示されます。
プロファイルレポートのサンプルもあるそうなので、こちらを見てみるとどんな結果表示になるのかわかると思います。

 

強みを活かすといっても、まずはどんな強みがあるのかを把握しなければ、活かすこともできません。
ストレングスファインダーの開発者であるマーカス・バッキンガムさんが強みを紹介した動画がありますので、是非見てみてください。

字幕を出すこともできますのでこのへんの「CC」↑というリンクをクリックしてみてください。
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