ロバート・ビスワス=ディーナー博士(Robert Biswas-Diener)の来日チャリティー講演 「勇気と再起力」に行ってきました。ロバート・ビスワス=ディーナー博士は、幸福感研究の第一人者であるイリノイ大学教授のエド・ディーナー博士の息子さんです。
その見た目と、アフリカでマサイ族を研究していたりと冒険がともなう研究が多かったため、「ポジティブ心理学のインディー・ジョーンズ」とよばれているようです。
講演のタイトルは「勇気と再起力」。
東日本大震災という大惨事に見舞われた日本にチャリティー講演という形でメッセージを送ってくれました。
印象に残った話を抜粋してお話しします。
カレン・ダーク(Karen Darke)という冒険家の話です。
彼女は、以下のような偉業を成し遂げています。
- 中央アジアの天山やカラコルム山脈の自転車での横断
- グリーンランドの氷河600kmを横断
- 日本列島の長さを自転車で移動
- カナダ-アラスカ海岸線の1200マイルの長さをカヤックでわたる
- インドのヒマラヤを自転車で横断
- 3000m、4000m級の雪と岩の針峰に囲まれたヴァレ・ブランシュをスキーで降りる
でも一番すごいことは、彼女が、下半身付随でこれをやり遂げたことなのです。
「んっ!?」と思った人、読み間違いではありません。
下半身付随です。
五体満足の状態ですら、やり遂げるのなんて無理だろうって思ってしまうことを、下半身付随でやり遂げてしまう。
自分がやっていることって、なんてちっぽけなんだろう。
話にならんと思うのと同時に、なんだか胸が熱くなってきませんか?
いままで、自分がやりたくてやってこなかったことに取り組もうと思いませんんか?
勇気は伝染する – Courage is Contagious
ロバート博士の言葉です。
誰かが勇気を出して何かをやり遂げるのを見聞きすると、自分もやってみようと思えるのです。
自ら動くのは勇気がいりますよね。
そんなときは、カレンを思い出して、勇気を分け与えてもらってください。
そして、次はみなさんの番です。
勇気を出して行動し、みんなに勇気を分け与えてください。
勇気は伝染する
いい言葉ですよね。