The Atlanticの記事「子どもの人生を狂わせる親の12の間違い(12 Ways to Mess Up Your Kids)」を日本語でまとめてみました。
⒈置いて行くよとおどす
公園やお店でまだ帰らないとダダをこねる子どもに「置いて行くよ」と言ってはいけない。親が守っていること、気にしていることは子どもの発育に極めて重要。こういう時は単純に「行くよ」と言えばいい。
⒉嘘をつく
例えばペットが死んだことを、どこかに連れていかれたと嘘をついてはいけない。子どもの感情を育てる機会を逆に感情を歪めてしまうことになる。必要以上に死について説明する必要がないが、事実を伝える。
⒊自分の悪い行いは無視する
子どもはスポンジのように周りのすべてのことから吸収する。例えば「ピーマン残したらダメ」と言っても、親が好き嫌いをしていたら子どももピーマンを食べることはない。
⒋自分にとっていいことを、子どもにもいいと考える
親は自分の経験をもとに、子どもにとっていいことを判断してしまう。しかし、子どもは親とは違う人間。その子にとって何が必要なのかをしっかり観察し、理解しなければならない。
⒌言いつけを破ったので、怒鳴りちらす
子どもが「悪いこと」しても、それ以外のことにも気を配る。子どもが誰かを叩いたことを怒って、子どもを叩くようなケース。例えば友達を守ろうとした、といった理由や、「怒って叩く」ことがどう見えるかにも気を払わなければならない。
⒍子どもを子ども扱いしてはいけないと考える
子どもは子ども。赤ん坊の頃はすべての面倒をみてあげなければならない。もう少し成長したら、やってあげることと、やりすぎることを区別しなければならない。子どものペースに合わせ、先を急がせない。
⒎ものを投げたり叩いたりするのを叱る
子どもが怒りという感情を抱く時、ものを投げたり叩いたりするのは自然なこと。それを叱ると感情を抱いてはいけないと思ってしまう。怒ってるのはわかったけど叩いちゃダメだよと、共感を示した上で何がダメかを伝える。
⒏親ではなく、友だちとして接する
子どもが成長してくると友だち化してしまう親は多いが、大きな誤りだ。YESと言うのはNOと言うよりも簡単。良くないことを親として示さなけばならない。
⒐家族で別々に食事をする
忙しい親は子どもにお菓子を与えて食事をぬいてしまったり、子どもの食事を先にさせて親は後で食べる、ということをやってしまう。家族一緒に食事をすることが、身体的にも精神的にも子どもの健康にいいことが分かっている。
10.歩かずどこにでも車で行く
人間は常に動くようにできており、常に座っている状態は好ましくない。激しい運動をさせる必要はないが、「ちょっとそこまで」であれば子どもと一緒に歩くことを習慣にするのがいい。
11.子どもの成長に全責任があると考える、もしくはまったく責任がないと考える
他の家族、学校、友だちなど、子どもの成長には色々なものが影響している。子どもに悪いことが起きても、すべて自分のせいと考える必要はない。もちろん親の責任は大きいが、責任感にもバランスが必要だ。
12.良い親になる方法はひとつしかないと考える
親も子どもも一人ひとり違う人間。正しい育て方が一つのはずはない。うまく合うところもあれば、合わないところもある。子どもの性格に合わせようとするのではなく、必要なことに注目しそれに合わせるといい。
原文を抜粋の上、日本語に意訳してある部分もありますので、正確に知りたい方は原文の記事を参照してください。
お子さんをお持ちの方は参考にしてみるといかがでしょうか。